検証 特区の学校(1) 株式会社立大学 入学者数で明暗 : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
数年前まであんなに認可が厳しかった大学が簡単にできることに対して、申請にかかわったことのある大学関係者は、あれは何だったのかと思っているに違いない。徹夜徹夜で書類を何十部も作り、風呂敷に包んで持っていくということを繰り返したのだ。名称についても厳しかった。
特区とはいえ株式会社立があっさり認められて、どうなることやらという思いと、意外とやってくれるのではないかという期待があったが、やはり、大学設置はそれほど甘くなかったということか。
実は今週の火曜日、法政大学で私学振興共済事業団私学経営相談センター主催による「私立大学・短期大学マネジメントセミナー」に参加してきた。法政大学市ヶ谷キャンパスの薩た(さった)講堂に300人以上が集まっていた。私学経営相談センターといえば、破たん大学の受け皿構想を取りまとめているところだ。
今回のセミナーは私学関係者が元気が出るように成功事例を紹介するという趣旨だったようだ。とにかく相談員がいま全国の大学を飛び歩いて情報収集している様子がよくわかった。おそらく、よい事例だけでなく、経営の行き詰まったところにも足を運び、聞きとりを行っているのだろうが、とにかく、今回の話は、うまくいっているところの事例を多く紹介していた。
がんばっている大学・短大の事例の中でいくつか参考になる話を聞いたが、これはいずれ紹介するとして、最後の最後に西井泰彦センター長が、いった言葉が、妙に引っかかった。
今の私学のサバイバルの状況をたとえて「参加者の増え続けるイス取りゲーム」と発言したというのだ。正確には文科省の役人がそういったのだが、西井センター長も基本的に同じ考えだと。
参加者(新設大学)を増やしておいて、サバイバル戦(デスマッチ)をやらせて淘汰するとは、大胆な発言とも思ったし、無責任とも感じるが、まあ実態はそうである。
以前にも「私学は人口増減の調整弁といわれている」という発言を文科省の官僚の文章のなかで読んだことがあるが、それに近い本音が垣間見えた発言である。
参考まで。
数年前まであんなに認可が厳しかった大学が簡単にできることに対して、申請にかかわったことのある大学関係者は、あれは何だったのかと思っているに違いない。徹夜徹夜で書類を何十部も作り、風呂敷に包んで持っていくということを繰り返したのだ。名称についても厳しかった。
特区とはいえ株式会社立があっさり認められて、どうなることやらという思いと、意外とやってくれるのではないかという期待があったが、やはり、大学設置はそれほど甘くなかったということか。
実は今週の火曜日、法政大学で私学振興共済事業団私学経営相談センター主催による「私立大学・短期大学マネジメントセミナー」に参加してきた。法政大学市ヶ谷キャンパスの薩た(さった)講堂に300人以上が集まっていた。私学経営相談センターといえば、破たん大学の受け皿構想を取りまとめているところだ。
今回のセミナーは私学関係者が元気が出るように成功事例を紹介するという趣旨だったようだ。とにかく相談員がいま全国の大学を飛び歩いて情報収集している様子がよくわかった。おそらく、よい事例だけでなく、経営の行き詰まったところにも足を運び、聞きとりを行っているのだろうが、とにかく、今回の話は、うまくいっているところの事例を多く紹介していた。
がんばっている大学・短大の事例の中でいくつか参考になる話を聞いたが、これはいずれ紹介するとして、最後の最後に西井泰彦センター長が、いった言葉が、妙に引っかかった。
今の私学のサバイバルの状況をたとえて「参加者の増え続けるイス取りゲーム」と発言したというのだ。正確には文科省の役人がそういったのだが、西井センター長も基本的に同じ考えだと。
参加者(新設大学)を増やしておいて、サバイバル戦(デスマッチ)をやらせて淘汰するとは、大胆な発言とも思ったし、無責任とも感じるが、まあ実態はそうである。
以前にも「私学は人口増減の調整弁といわれている」という発言を文科省の官僚の文章のなかで読んだことがあるが、それに近い本音が垣間見えた発言である。
参考まで。
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