というわけで、休みの期間、ブログの管理回りのことをいろいろとやってみたい。こんなときでなければできないことでもあるので、ちょっとじっくりと。
考えてみたら昨年はジャンクなノートパソコンをオークションで落として生き返らせるということをやってみたりしていた。そういうことが、ストレスの発散になっているようだ。おかげである機種(DynaBookSS2000)に関しては、ねじ一本までわかるようになった。4台再生させたのだ。
それのどこがストレス解消になるのか考えてみた。
理系なのに文系の大学で文系な広報の仕事などをしているので、何か理系なことに飢えているのだ、きっと。
回りには理解してもらえないのだが、パソコンの再生は、組み立てと違う頭の使い方がある。たとえばジャンクで落としたパソコンの場合、マザーボードにキーワードがかかっていることがある。たいていはバックアップ電池を抜いておくとパスワードは消えるが、最近の機種では、わざわざEPROMにパスワードを記憶させるようになっている。これは電源がなくても消えないのだ。パスワードを入れるか、あるいは、なんらかの方法でEPROMにアクセスして、初期化するしかない。
組み立てだと、うまくいって当然なのだが、このパスワードはずしは、答えがない。パスワードはずしというと違法な香りがするが、ジャンク商品の場合、ハードディスクはついてこないので、パスワードを解読しても何かのデータが読めるわけではない。(一応断っておく)
ボードにパスワードがかかった場合、BIOSにアクセスできない。最初に目にするのが「PassWord= 」なのだ。落札するときの条件にパスワードがかかっていると書かれているので、安く手に入るが、うまくいかないことがあるのを覚悟で出費するわけだ。
今、手元にどうしても解除できない機種を持っている。ToshibaのDynaBook
C1440という機種だが、夏休みにトライしてうまくいかない。EPROMの場所まで突き止めたが、情報によると、そのEPROMはどうも違うらしいというコメントをもらっている。(途中経過をあるブログに書いてきているので、コメントがよせられるのだ)
ネットで探すと、こういう言葉を入れてみたらというリストのようなものが書いてあるサイトも見つかった。メーカー名、ボードメーカー名から始まっていろいろと書いてある。が、うまくいったためしがない。
自転車の4桁のダイヤルキーとはわけが違うのだ。まず桁数がわからない。数字ではおそらくないだろう、英数字でしかも桁がわからないとなると、総当りというわけにもいかない。この機種は3回間違えると電源を入れなおさないといけないこともわかった。3回ごとに余計な作業が入るのだ。
これは暗号解読に似ている。映画なら、自動で発生させたパスワードをキーボードではなく、インタフェースを作って入力して、総当りでやっていくのだろう。そして、半日くらい動かすとあっさり、ビンゴになるに違いない。そう考えるとちゃちなパスワードだが、とにかく私にはその技術はない。
ならばどうするか、オークションでボードだけの出品を狙っておくのだ。めったには出ないが、たまに出品される。正常に動いていたものからはずしたということを確認して、自分で上限を決めて入札。
先日、やっと手に入れた!C1140はめったにないのでほとんど同じC8だったが、たぶん大丈夫だろう。実はCPUもない、すべての部品もはずされた、ほんとにボードだけの出品だったので安かった。ボードの形は同じだがメモリーの形状が違っていて、まだ実験できていない。
でも悔しいので、なんとか解読に挑んでみたいと思っている。ついでに
16歳のセアラが挑んだ世界最強の暗号
16歳のセアラが挑んだ世界最強の暗号
という本も読んでみた。
EPROMのデータシートも手に入れ、何も書かれていないチップも買った。(100円くらいしかしない部品)ROMライターを自作して、新しいチップに入れ替えればなんとかなりそうという展望をもっているが、ハンダ技術がそこまでないので、先に進めないでいる。
ボードごと入れ替えるという姑息な手段では納得できないでいる。
いいたかったことがあるのを思い出した。パスワードをはずす話が書きたかったわけではなく、学生募集というマーケティングも暗号を解くようなものだということ。パソコンを組み立てるようにはいかない、むしろ答えのないパスワード解読のように、正解があるわけではなく、トライアンドエラーでチャレンジするしかないということが言いたかったのだ。
いいたかったことがあるのを思い出した。パスワードをはずす話が書きたかったわけではなく、学生募集というマーケティングも暗号を解くようなものだということ。パソコンを組み立てるようにはいかない、むしろ答えのないパスワード解読のように、正解があるわけではなく、トライアンドエラーでチャレンジするしかないということが言いたかったのだ。
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