今朝の日経の社会面の「難関大受験に奨励金ー静岡の私立高28人に支給」という二段抜きの記事を見ながら久しぶりにエントリー。
私立高が入学者を確保するためには大学進学実績が重要なファクター。成績優秀者にはできるだけ多くの有名大学(!?)を受験してもらい合格実績をあげたいという高校側の意図は見え見えだし、それを苦々しく思っている他の私立高(県私学協会)もあるだろう。いやそんなことは他でも常態化していてむしろ報道されたことで恐々としているかもしれない。
そう受験業界界隈では入学者ではなく合格者数でみるのである。その高校での成績優秀者は稼ぎ頭なわけで早々と推薦入試で決まってしまうと困るのだ。
毎年サンデー毎日では速報で全国の高校の「大学合格者の数を大学別に集計」して発表する。最終的には総集編として全国5000校近くの集計データ集がでる。その号に広告を出している関係で掲載誌が届く。どこの高校も積極的に集計に協力しているわけだ。
前職で私立進学校の進路集計システムを作っていた関係でどのような集計表をサンデー毎日に送るかも知っている。それぞれの高校でことなるだろうが一枚の帳票にしてファクスで送っていた。データベース管理しており受験大学名、受験区分、合否フラグ、入学フラグのデータを担任が入力していた。
それを合否フラグだけをデータベース処理して印刷しサンデー毎日にファクスしていた。合格のデータと模試や学内定期試験の偏差値を元にクロスの集計を取り、合格を○、不合格を×にしてグラフ化すると確かに大学毎の合否ラインがみえてくる。
我ながら、よいシステムを作ったと思ったし、ゆくゆくは入学時点からの経年の成績も見て、どういう生徒が伸びるかを見ようと思っていたが、担当の先生が変わられてから、立ち消えになり、その後システムのメンテナンスでお邪魔するくらいになり、最近はうかがっていない。違うシステムが入ったのだろう。
でも今、小規模大学で学生募集を担当するようになり、むしろ成績の伸びなかった生徒のことが気になっている。そこに日の光を当てているだろうかと。
このことは、今現在の私の大きなテーマなので、また書くことにする。
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