文部科学省高等局から「経営困難な学校法人への対応方針について」
という文書が出された。3月の終わりになにやらあわただしい動きになっているなあと思ったら、5月16日付けで、かなり詳しい内容の文書になって出てき
た。やはり、具体的にこうした学校法人(私立大学)が出てきているということだろう。僕が感じている「受け皿大学」という発想の問題点を書いておくと、経
営が困難になった大学と受け入れる大学(受け皿大学)との関係だ。日本にはまだ、偏差値という考え方が根強い。偏差値の高い大学は受験生も多く安定してい
る。ところが偏差値が低い大学は受験生が集まらず、経営が厳しくなる。ここまでは、みんなと同じ、次に普通に考えれば、受け皿大学は経営の安定した大学が
なるべきということになるが、経営が破綻した大学から受け入れる学生と厳しい受験を通ってきた学生が同じキャンパスで学ぶのは、どうもしっくりこない。卒
業証書の問題もある。できれば偏差値ランク帯が同じような大学がいいということになるが、そこも受験生集めに苦労しているということになると、それでは根
本的問題の解決にはならない。
こう考えていくと、企業の合併吸収とは異なる意外と解決困難な問題が残ることになる。
(追記)これに対する私大教連(私大連ではない)の公式コメントが出ている。
こう考えていくと、企業の合併吸収とは異なる意外と解決困難な問題が残ることになる。
(追記)これに対する私大教連(私大連ではない)の公式コメントが出ている。
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