以下のことは、別なブログに書いたのだが、大学の広報にとってケータイサイトをどう構築していくかは重要な戦略である。わたしは個人的には大学サイトを7:3でケータイにシフトして行きたいと過激なことをいっているのだが、ソフトバンクの孫社長の会見記事が面白かったので紹介しておく。
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ソフトバンクの孫社長の業績会見を読んだが面白かった。
以下がその概要。IT PLUSからの引用。マーカーを引いてみた。マーカーした最後の箇所でgoogleについていってますね。「グーグルは他人のコンテンツを検索で探しにいく。」って。YST(Yahoo!SearchEngineTechnology)は違うんだっけ。
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ソフトバンクの孫社長の業績会見を読んだが面白かった。
以下がその概要。IT PLUSからの引用。マーカーを引いてみた。マーカーした最後の箇所でgoogleについていってますね。「グーグルは他人のコンテンツを検索で探しにいく。」って。YST(Yahoo!SearchEngineTechnology)は違うんだっけ。
ソフトバンクは7日、2007年4?12月期の連結業績を発表した。純利益は前年同期比4.2倍の931億円だった。携帯電話事業が好調で、出資先の中国ネット企業アリババ・グループ・ホールディングスの上場による投資利益も寄与した。記者会見を開いた孫正義社長は「携帯と中国を制し、アジア最大のネットカンパニーを目指す」と語った。 会見の後半で、孫社長はソフトバンクが携帯事業に参入したわけを語り始めた。「HSDPAで高速通信環境が整い、画面サイズが大きくCPU速度が上がったことで携帯電話がインターネットマシンになる条件が揃った。これまでは電話会社が携帯の中心だったがこれからはネット会社が中心になる。グーグルやアップルが携帯にネットの世界を持ち込もうとしているが、ソフトバンクは一足早く携帯市場に参入した。アリババなど中国の大手ネット企業をグループに持ち、インフラから検索、コンテンツをシームレスに提供できる我々が有利な時代になる」と自論を展開した。 会見での主な一問一答は以下の通り。 --米ヤフーにマイクロソフトが買収を提案しているが 米ヤフーとはヤフージャパンとアリババという2つの大きな資産を共有している。それを今後どうするかが米ヤフーの重要な意思決定の要因の1つになる。今日現在のところはまだ議論がスタートしたばかりで、取締役会でも結論めいた方向性はないのが実態だ。最終的に米ヤフーの株主構成がどうなるかはジェリー・ヤン(CEO)にもわからない --グーグルを脅威に感じているか 中長期の経営戦略ではあくまでも携帯をインターネットマシンとして考えているので、グーグルが今後の展開で重要なライバルになってくるだろうとは私も思っている。それを戦うためにもアジア市場をしっかり守っていく。結果的にはアジアを守れば世界一への一番の近道かもしれない。携帯の進化という意味では他のネットカンパニーよりも先に土地勘を得つつある。これは決してマイナスにはならない。グーグルも最初は検索一辺倒だったのが、いろいろ手を広げようとしている。最後は総力戦になるだろう。 --グーグルに比べ、ヤフーのビジネスモデルは古くなっているのでは グーグルは他人のコンテンツを検索で探しにいく。YouTubeで見られているコンテンツもほとんど他社のコンテンツを違法でアップロードしたものだ。我々もYouTube対抗コンテンツをずいぶん検討したが、日本のテレビ局は猛反対するだろうし、訴訟されると手間取る。違法的に他社のコンテンツをコピーするものをやるのはよくないと思う。技術的には対抗するものができたが思想的にやらなかった。ヤフーも検索エンジンをがんばって開発している。ビジネスモデルが違うということではない。 この業界はどの会社が最初にやったかというのはあまり関係なく、戦いは永続的に続いていく。勝ったり負けたりというのは3、4年のサイクルで変わるかもしれないし、チャンスはある。テクノロジーやテクノロジーに関する考え方が古いとかいうわけではない。グーグルは中国ではシェアが低い。日本でもナンバー1ではない。韓国でも違う。箸文化の国ではグーグルはナンバー1ではなく、アジアでは我々のグループのほうが先行している。 --携帯事業で2台目需要の顧客を多く獲得しているようだが、その割合は 新規契約者の25%前後が2台目所有者。目先のARPUは少なく、当初は煙たがっていたが、そのうちウェルカムになった。なぜ2台目かというと、(いきなり乗り換えると)心配だと味見している。1回試してもらうと他社のサービスを解約して、メイン端末に切り替えるという顧客が増えている。私もボーダフォンを買収したばかりのころはドコモも使っていた。それが2台持ち歩くのが面倒くさくなり1台にした。一度話し放題というのを体験すると、もうやめられなくなる。パケ放題契約比率も増えており、3G契約者の56%がパケ放題契約者だ。 --端末供給メーカーが絞られてきているようだが 基本的にはオープンチャンスで、やる気のあるベンダーは誰でもウェルカム。たまたまこの1年シャープが特にがんばっていろいろ提案いただいた。ボーダフォンになってから取り引きがなくなっていた松下電器産業も参入いただいた。その他のメーカーでも開発に入っている。意図的にどこかだけに絞っているわけではない。 NECからも提案がきたが、5分くらいで帰ってもらったこともあった。こんな端末だとお互いに恥ずかしくないか、と熾烈なことをいった。その後出直してこられて持ってこられた端末が非常によかった。近いうちNECからもすばらしい端末が出てくるだろう。 全ての端末の企画に私自身も入ってのめりこんでやっている。ソフトバンクの端末は特徴とアピールできるものがないと出さない。単に機能だけでなくトータルの商品価値をあげていくようがんばっていきたい。 [2008年2月7日/IT PLUS] |
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