栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > ブックオフが「著作物使用料に類するもの」を支払う意図は? : ITmedia オルタナティブ・ブログ
ちょっと気になるニュースです。
いずれ取り上げなければならない問題だと思ってました。
古本の著作権料。
ブックオフなんかに行くと105円コーナーにかつてのベストセラーが並んでいる。
それらの本をamazonの中古本(マーケットプレイス)でみると確かに1円だったりする。
結構いい本もあるんだけどなあ。
話は変わるが学内に北欧風のカフェを作った。こんな感じがいいんじゃないと『北欧デザイン』というMOOK本を個人的に持っていたので、提案したらなぜか通ってしまって、インテリアデザイナーにアレンジをお願いした。もうすぐ完成なので今日様子を見てきた。なかなかいい感じだ。電卓や携帯(SONYエリクソン製)でamandaというデザインメーカー製のものがあるのだが、だいたいあんな感じ。それがカフェになったのだから渋くかっこいい。
それで、話が戻るが、そこに古本屋で集めてきた本を置こうかなと思っている。旅する本屋さんの松浦弥太郎さんというのが目黒でCOW BOOKSというコンセプトを持った本屋さんをやっている。彼は5,60年代のアメリカでLIFE誌を集めてきては、スクラップしてデザイナーに売ったりということをしてきた人で、なかなか面白い人。浦和パルコの7階にスルークカフェという映画の本だけを集めたカフェがあるのだが、それを企画したのが松浦氏。私はそれで松浦さんのことを知った。彼が『くちぶえカタログ』という本の中で「仕事とは人を幸せにするためにすること」と誰かの言葉を引用して言い切っていたのだが、最近の自己啓発本や成功本(サクセス本)などの仕事のとらえ方に比べて、はるかにピンとくる言い方だと思う。
そういうわけで松浦氏の本を数冊買って読んだ。
まあ長くなるので結論だが、古本の売買では確かに著作権者にお金がいかない。しかし、本を大切にしていくことは文化として意味がある。
このあたりのことはきっと盛んに議論されているのだろうなあ。
どこかできちっと調べてみようと思う。
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