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2008年7 月30日 (水)

コメント

白石 誠

こんにちは。そういえば4、5年前に初めて「子連れ留学」のビザを出した国の一つがシンガポールでした。子供を一人で海外に出すのが心配な親にも在留ビザを許可し一緒に付いてきてもらおう(あわよくばオカネを2倍落としてもらおう)という狙いですが、その親にシンガポールでの就労を認めるか否かで、結構議論になったと聞いています。確か、当時は認められなかったはずですが、今はどうなんでしょう?同様の「子連れ留学」は、ニュージーランドや豪州でも以前ブームになっていました。
 シンガポールという国は、私個人的に、世界で一番旅行しやすい国だと思います。ただ留学となれば、本稿でもご指摘のように物価が高いのがネックになりそうですね。実はこの国、留学生だけでなく研修生も中国からわんさかと受け入れていまして、一昨年、現地で出くわした中国人研修生にシンガポールの印象を聞いたところ、第一声が「とにかくモノが何でも高い」でした。
 留学生誘致に関しては理工系の優秀な学生に対しては、シンガポール国立大学などが学費を無料にしたり潤沢な奨学金を出したりしてかなり強引に引っ張っているみたいですが、文科系の学生、特に私費留学生は、そんなに日本と変わらない留学費用がかかるのではないでしょうか。それにしても、中国では最貧州である貴州省から、留学する先がシンガポールというのも、何となく場違いというか、時代がそこまできたというか、ちょっと感慨深いものがありますね。

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