留学生30万人計画もあり、また留学生が増える傾向にある。日本語教育や生活支援など本当に大丈夫なのだろうか。受け入れる学生の経済能力も気になる。
8年前から徐々に留学生を増やしていき学生数の1割程度に、できるだけ出身国がバラエティーがあるようにという方針で臨んできた。希望者がいるというのでハワイまで行ったこともある。学内で日本語弁論大会を開催するようになったが留学生たちが人知れずいろいろと苦労していることもわかるようになった。
最近全国の在籍留学生数のデータをじっくりと見る機会があった。大学院が中心の国立に対してと私立では学部生が多い。しかめこの一年で急激に増えている。
やはり教育が気になる。アメリカのESLのようにもっと日本語教育を整備しなくてはならないだろう。
こんにちは。私事ですが、先月仕事絡みで、今年5月時点の最新の留学生数を私大150校に聞き取り調査しました。「留学生新聞」7/15号に一覧表で出ていますので、お時間がございましたら一度ご覧下さい。
確かに、久々に右肩上がりで増えていますね。しかし前回ブレーク時とは若干違う傾向も・・・。8〜10年前の時の留学生増加はまさに政府の護送船団のような形で、全校が増加していたのですが、今回は増加するところ(特に大手総合私大)だけが極端にどーんと急増し、それ以外は軒並み横ばいです。ご指摘の日本語教育や生活支援の問題を中心に、急激な受け入れ拡大にリスクがあることを皆さんが教訓として熟知しているからこそ、の慎重さではないでしょうか。30万人という目標も、日本政府がどこまで貫き通せるか、個人的には甚だ疑問です。先日、同業他社の編集長が、「福田内閣がなくなると全部吹っ飛ぶ」可能性に言及していました。確かに、それも否定できませんね・・・。
大学としては、あまりおカミの目標やブームに流されることなく、数ではなく質を重視し、これまでに培ったノウハウで粛々と受け入れていくのが王道ではないでしょうか。
投稿情報: 白石 誠 | 2008年7 月24日 (木) 16:23
白石さま
貴重な情報ありがとうございます。記事も読みました。周りの大学に一緒に日本語教育をしっかりやろうと呼びかけてみたいとおもっています。そんなコンソーシアムならあってもいいかなと。
投稿情報: blackcoffee | 2008年7 月30日 (水) 21:13