Bloomberg/米私大 大量破綻の兆し 授業料高騰で学生離れ 過剰投資もあだ - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE
3月のある木曜日の朝、ボストンにある名門私立シモンズ大学の新校舎を訪ねた。敷地面積6200平方メートルで、今年1月に完成したばかり。総工費3200万ドル(約31億7312万円)を費やしたという豪華な建物だが、人影は少ない。
世界不況の影響を受け、シモンズ大学の入学者数は減少の一途をたどる。教育ローンの貸し渋りや貯蓄額の減少に打撃を受けた学生たちが、授業料の安い学校を選ぶためだ。 入学者数の減少に加えて、景気が良ければ学生を引きつけたであろう簡易台所やケーブルテレビの付いた学生寮などの至れり尽くせりの施設が、同大の財政を圧迫している。 |
日本とて同じ。国際的な大学競争はアメリカが一人勝ちの状況でしたから、それを真似るということがあったわけです。
>ペンシルベニア州の名門フランクリン・アンド・マーシャル大学の学長を務め、現在は経営コンサルタント業に就くリチャード・ニードラー氏は、小規模大学の多くがサンタフェ大学と同じような状況にあると話す。
>同氏は全米678大学の財務状況を分析。うち207大学が長期の運営に耐えられるほどの資本を保有していないという。「今年中に市場が正常化すれば、多くは生き残ることができるだろう。しかし来年以降も不況が続けば、経営危機に陥る大学の数は10倍になる」
ただ、アメリカもまたぞろ金融手法復活の兆しがありますので、予測通りではなく状況は変化すると思われます。
とにかく給与問題に政府が介入することを嫌がり、政府資金(TARPで投入した)の繰り上げ償還を行う金融機関が続出しています。
詳しくは書きませんが、おかしな動きです。
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