毎年7日に行われている授業開始前の教職員の年頭の研修会が今年は、5日。
学生の授業日数確保のためで実は海の日にも授業が行われている。夏休みもだいぶ遅くなった。ハッピーマンデーで月曜日が潰れる今年が増えたためでもあり、1単位15コマの厳密化のためでもある。
特に保育士など文部科学省以外の省庁が監督する資格に関しては厳しい。何百時間の研修を修了して始めて認められる資格だということのようだ。基本的に欠席は想定されていない。運転免許と同じだ。定員の考え方も文部科学省より、うーんと厳しくて、○人の課程として出しているのだから、多すぎてもだめ(これはわかる)、少なすぎてもだめというのだ。養成機関として、計画に基づいて認定しているのだから、それだけの人数を養成してもらわないと困る。
文部科学省の場合、一般入試の性格上、受験生はいくつかの大学を受験する。だから合格しても手続きするとは限らない。これを「歩留まり」と呼ぶが、この「歩留まり」の予測がこのところ難しい。経験値が生きないのだ。入試に10年以上携わっているので、前年からの予測値プラス「勘」(この勘が大切なのだが、これがストレスにもなる)で合格者数を決める。ところが、ここ数年、予測が立たない状況が続いている。おそらく、どこの大学でも、同じであろうが、特に、ランクの低い大学では、さらに予測は立てにくい。
なぜか、上位の大学が、多く合格を出すと、当然手続き率は悪くなる。歩留まりが悪くなるのだ。さらに、補欠や追加合格が出ると、手続きした者から辞退者が出てくる。極端なことをいうと4月の入学式まで入学者が一体どのくらいになるのか予測がつかない。
上位のどこどこ大学が今年は合格を多く出したらしいという情報が、自然と入ってくるが、それは後の祭りで、こちらが先に合格者はだしているのだ。
ところが、おかしなもので、一旦合格すると他を受けないという受験生も出てきて、やはり先手必勝ということもあったりする。このあたりが、入試は水物といわれる所以であるのだが、この前書いたとおり、定員充足率に対して厳しくしばりが出てくるとなると、ますます入試の現場は大変である。
だから文部科学省の入学定員の締め付けは結構、担当者には大変なことなのだ。ピンポイントで爆撃するなんて芸当はとてもできない。幅が狭められるといういうことは、それが要求されているということなのだ。
予測できないところで予測を強いられるのだ。最近、週刊誌が、入試予測を書かなくなったことをご存知だろうか。あんなに、それを売りにしてきた予備校だってそうだ。もちろん、これはこれを書いても売れないという事情はあるだろう。しかし、もっと大きいのは予測不可能ということだろう。
補足だが、競争的な環境にある受験生は3割といわれているので、そうした入試情報を受験生もその親も必要としていない、だから売れないという判断がある。この時期、受験情報で売っていたサンデー毎日の売り上げは確実に落ちているに違いない。
まあ、そんなわけで、本日から業務が始まったのだが、いよいよ出願で、ストレスいっぱいの日々が始まる。このブログもただのフラストレーションのはけ口にならないか心配である。
写真は大学の駐車場から見た鉄塔。意味はない。
特に保育士など文部科学省以外の省庁が監督する資格に関しては厳しい。何百時間の研修を修了して始めて認められる資格だということのようだ。基本的に欠席は想定されていない。運転免許と同じだ。定員の考え方も文部科学省より、うーんと厳しくて、○人の課程として出しているのだから、多すぎてもだめ(これはわかる)、少なすぎてもだめというのだ。養成機関として、計画に基づいて認定しているのだから、それだけの人数を養成してもらわないと困る。
文部科学省の場合、一般入試の性格上、受験生はいくつかの大学を受験する。だから合格しても手続きするとは限らない。これを「歩留まり」と呼ぶが、この「歩留まり」の予測がこのところ難しい。経験値が生きないのだ。入試に10年以上携わっているので、前年からの予測値プラス「勘」(この勘が大切なのだが、これがストレスにもなる)で合格者数を決める。ところが、ここ数年、予測が立たない状況が続いている。おそらく、どこの大学でも、同じであろうが、特に、ランクの低い大学では、さらに予測は立てにくい。
なぜか、上位の大学が、多く合格を出すと、当然手続き率は悪くなる。歩留まりが悪くなるのだ。さらに、補欠や追加合格が出ると、手続きした者から辞退者が出てくる。極端なことをいうと4月の入学式まで入学者が一体どのくらいになるのか予測がつかない。
上位のどこどこ大学が今年は合格を多く出したらしいという情報が、自然と入ってくるが、それは後の祭りで、こちらが先に合格者はだしているのだ。
ところが、おかしなもので、一旦合格すると他を受けないという受験生も出てきて、やはり先手必勝ということもあったりする。このあたりが、入試は水物といわれる所以であるのだが、この前書いたとおり、定員充足率に対して厳しくしばりが出てくるとなると、ますます入試の現場は大変である。
だから文部科学省の入学定員の締め付けは結構、担当者には大変なことなのだ。ピンポイントで爆撃するなんて芸当はとてもできない。幅が狭められるといういうことは、それが要求されているということなのだ。
予測できないところで予測を強いられるのだ。最近、週刊誌が、入試予測を書かなくなったことをご存知だろうか。あんなに、それを売りにしてきた予備校だってそうだ。もちろん、これはこれを書いても売れないという事情はあるだろう。しかし、もっと大きいのは予測不可能ということだろう。
補足だが、競争的な環境にある受験生は3割といわれているので、そうした入試情報を受験生もその親も必要としていない、だから売れないという判断がある。この時期、受験情報で売っていたサンデー毎日の売り上げは確実に落ちているに違いない。
まあ、そんなわけで、本日から業務が始まったのだが、いよいよ出願で、ストレスいっぱいの日々が始まる。このブログもただのフラストレーションのはけ口にならないか心配である。
写真は大学の駐車場から見た鉄塔。意味はない。
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