9月入学を進めたがっている文部科学省と避けたがっている大学。
大学が避けたがるうとして、9月に入学しても一斉採用が続く日本の就職戦線との関係で9月卒業では就職先がないということをよく聞く。それなら3年半で卒業できるようにすればいいのでは、と思うが、実はもっと深刻な裏事情があるようだ。
これは、セメスター制をうたっているが、現実には完全セメスター制(1セメスターで単位が取得でき1セメスターで完結するということ)になっていないところが多いらしい。春学期で○○1を取り秋学期に○○2を取る、その逆は不可というケースがあると、秋学期に入学しても○○1を取れないので○○2もとれないというのだ。結局形ばかりのセメスターで通年と同じになっている。1セメスターで2単位が与えられるためには週に2回の開講が必要なのだが、教員の都合で週1回の開講になるとセメスター制は成り立たない。
ならば、学生募集に苦労している大学は、完全セメスターを断固実施して、秋学期の募集をしっかりやるという手がサバイバルとしてはあっていいと思うがいかがだろう。できれば8セメスターではなく7セメスターで卒業できる制度を作れれば、なおいいだろう。
<参考>
大学が避けたがるうとして、9月に入学しても一斉採用が続く日本の就職戦線との関係で9月卒業では就職先がないということをよく聞く。それなら3年半で卒業できるようにすればいいのでは、と思うが、実はもっと深刻な裏事情があるようだ。
これは、セメスター制をうたっているが、現実には完全セメスター制(1セメスターで単位が取得でき1セメスターで完結するということ)になっていないところが多いらしい。春学期で○○1を取り秋学期に○○2を取る、その逆は不可というケースがあると、秋学期に入学しても○○1を取れないので○○2もとれないというのだ。結局形ばかりのセメスターで通年と同じになっている。1セメスターで2単位が与えられるためには週に2回の開講が必要なのだが、教員の都合で週1回の開講になるとセメスター制は成り立たない。
ならば、学生募集に苦労している大学は、完全セメスターを断固実施して、秋学期の募集をしっかりやるという手がサバイバルとしてはあっていいと思うがいかがだろう。できれば8セメスターではなく7セメスターで卒業できる制度を作れれば、なおいいだろう。
<参考>
★9月入学さらに「自由化」 原則廃し大学が独自設定
文部科学省は18日、留学生や帰国子女受け入れに有利な9月入学の導入を促進して大学の 国際競争力を強化するため、4月としている入学時期の原則を撤廃し、各大学の判断で自由に設定できるようにする方針を決めた。年内にも学校教育法の施行規則を改正する。
政府の教育再生会議報告や「骨太の方針」で、9月入学推進が提言されたのを受けた措置。
現行施行規則は、大学の学年を「4月1日に始まり、3月31日に終わる」のを原則とする一方、 「学年の途中でも学期区分に従い入学、卒業させることができる」として学期の変わり目に合わせた入学、卒業も可能としている。
文科省は入学時期の自由化をさらに進めるため「学年の始期、終期は学長が定めることとする」 と規則を改正、大学の判断に委ねることで9月入学を促進させる考えだ。
西日本新聞 2007年09月18日23時29分
★「留学生受け入れやすい」 「春の就職考えると疑問」 大学入学時期自由化 九州は反応分かれる
文部科学省が18日、入学時期を大学の裁量に委ねる方針を明示したことについて、九州の大学では歓迎の声もあれば「利点があるのか現段階では分からない」といった意見もあり、反応が分かれた。
既に大学院の一部で秋の入学を実施している九州大は「本格的な導入を検討したい」と好感。
同大学務企画課は「諸外国と同じく入学時期を9月とすれば、アジアからの留学生を受け入れやすくなる。実現にはさまざまな課題もあるだろうが、国際化は大学の方針でもあり、選択肢の拡大は歓迎」とする。
これに対して、西南学院大入試課は「帰国子女の入学にはメリットだが(4月入社が主流の)就職のことまで考えると、利点と言えるかどうか疑問」。福岡大教務部も「仮に4月、9月ともに入学時期を設けても、2つのカリキュラムを構成するのは簡単ではない」という。
西日本新聞 2007年09月19日00時20分
文部科学省は18日、留学生や帰国子女受け入れに有利な9月入学の導入を促進して大学の 国際競争力を強化するため、4月としている入学時期の原則を撤廃し、各大学の判断で自由に設定できるようにする方針を決めた。年内にも学校教育法の施行規則を改正する。
政府の教育再生会議報告や「骨太の方針」で、9月入学推進が提言されたのを受けた措置。
現行施行規則は、大学の学年を「4月1日に始まり、3月31日に終わる」のを原則とする一方、 「学年の途中でも学期区分に従い入学、卒業させることができる」として学期の変わり目に合わせた入学、卒業も可能としている。
文科省は入学時期の自由化をさらに進めるため「学年の始期、終期は学長が定めることとする」 と規則を改正、大学の判断に委ねることで9月入学を促進させる考えだ。
西日本新聞 2007年09月18日23時29分
★「留学生受け入れやすい」 「春の就職考えると疑問」 大学入学時期自由化 九州は反応分かれる
文部科学省が18日、入学時期を大学の裁量に委ねる方針を明示したことについて、九州の大学では歓迎の声もあれば「利点があるのか現段階では分からない」といった意見もあり、反応が分かれた。
既に大学院の一部で秋の入学を実施している九州大は「本格的な導入を検討したい」と好感。
同大学務企画課は「諸外国と同じく入学時期を9月とすれば、アジアからの留学生を受け入れやすくなる。実現にはさまざまな課題もあるだろうが、国際化は大学の方針でもあり、選択肢の拡大は歓迎」とする。
これに対して、西南学院大入試課は「帰国子女の入学にはメリットだが(4月入社が主流の)就職のことまで考えると、利点と言えるかどうか疑問」。福岡大教務部も「仮に4月、9月ともに入学時期を設けても、2つのカリキュラムを構成するのは簡単ではない」という。
西日本新聞 2007年09月19日00時20分
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