「夏休みの一日大学の授業を受けてみませんか」というキャッチで実施したサマースクールが無事に終わった。無事にというのは、教室の中とはいえ外は猛暑、体調を崩す人がいないか、行き帰りに事故が起こらないか、結構、気を使う。イベント保険に入り、看護婦さんを常駐させるなど対策は立ててあるが、無事に終わるのが何より。
参加した高校生たちの満足度には自信がある。
なぜかというと、一日じっくりと学べば達成感は間違いなく得られるからだ。もちろん、講師を務めてくれた先生の力もあるが…。
この学びの達成感を得ることで、学習への意欲につなげたいというのがサマースクールの狙いでもある。だから、受身の授業ではなく、できるだけ、参加型の講義を工夫してもらった。
福祉の授業は「ノルウェーの森 北欧の福祉・日本の福祉」。
北欧福祉研修に行った学生も参加しての講義、プレゼンテーション(北欧研修の報告)、ディスカッションという構成。
小論文の講座も、800字程度の課題を2回やってもらう。講義をして実習というセットで2回。一回目の課題は在学生スタッフが添削して2度目の講義のあとに返す。2回目の課題は後日郵送。毎年やっているので、添削のマニュアルも出来ている。基本的には良いところをほめるということでモティベーションを高め、少し指導するスタイル。
経済学はできるだけ身近な実例を挙げての講義。経済学って高校の政治経済の授業と違ってこんなに面白いんだと思わせられたら成功だ。だから最後のアンケートが気になるのだが、とても良かったようだ。中学2年生も入っていたが、むしろ一番よい反応だったようだ。
できれば3日間くらいやってみた。さらに、全国の大学で連携をとって、広報を一緒にやる。旅費と宿泊費(できれば学生寮を開放)は本人負担にして参加費は無料。北海道とか沖縄で大学の授業を3日間聞けるワークショップができれば、オープンキャンパスとは違う取組みになると思う。
そうすれば「大学で学ぶということの意味」を高校生・中学生に伝えられる。自分の大学の募集のことしか考えないオープンキャンパスは限界。私にはスーパーの大売り出しに見える。
書きすぎました!
来週がオープンキャンパス。
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