営業担当者向けに出しているメールマガジン原稿をそのまま掲載する。
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早くも5月になりました。昨日『ZAITEN 6月号』を買って読みました。昨日の朝刊で広告を見て、びっくりしました。『特集私立大学「文科省も危ぶむ98法人」の実名』というコピーが目に入ったからです。また、数年前の『選択』の時のようにリストが漏れたのかと思いました。
中身をよく読んでみると、あくまでも記者(北村信哉)が補助金交付を受けてない大学や情報公開の低い大学(朝日新聞大学ランキング)、財務情報が記載されていない大学(文科省アンケート)、河合塾のBFランクの学部・学科を持つ大学、大学基準協会と日本高等教育評価機構の評価で「不適合」「保留」になった大学、AO入試実施大学という6つの指標をもとに作成したもので、実名が暴露されたものではないようです。リストには110大学があるのですが、点数化してリストアップされたものでもなく、基準があいまいで何かよくわかりません。98大学の名前はわかっているけれども、それを公表するわけにいかないので、推定したというようにもっともらしく装ったという疑念が捨てられません。『選択』の時のリアクションを考えてこういう形を取ったのではないかと…。
なにはともあれ、本学はこのリストに名前を挙げられることはありませんでした。
先日、2009年度大学案内ができあがり、もうじきデータブックができてきます。今年はかなり深く情報公開に踏み込みました。本学が情報公開に熱心な大学であることは、御存じだと思いますが、入試に始まり、教務、就職、財務のデータも載せました。
大学案内がある程度ビジュアルに大学を伝えるものであり、へたをするとイメージ先行になりがちですが、データブックは読む人が読めば実態がよくわかるはずです。このデータを読みこなすことのできる学生に入学してほしいという「暗号」のようなものではないかと思っています。本学がとりたい学生に向けた深いメッセージでもあるのですが、どれだけ理解されるかは賭けです。ぜひ、今年のデータブックにご注目ください。
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